2017年11月16日木曜日

世界の全ての有形を再現する実験

仮に(原理は不明だけれども)ともかく
どの様な現象を構成する形のパターンでも
正確に再現できるマシーンが
あったとします。

すると例えば
そのマシーンを使えば
ある場所にあるリンゴを
別の場所にコピーできる事になります。

リンゴを構成する形のパターンを
素粒子レベルで正確に再現すれば
それはもうリンゴそのものを
再現した事と区別が付かないからです。

ただし細かい話をすると
少しでも場所が違えば
周囲環境における重力の掛かり方や
通過するニュートリノだとかに
違いが生じるべきです。
つまりリンゴの領域内の素粒子をそのままコピーしたのでは
物理現象として厳密な整合性を保てないかも知れません。


それでは仮に宇宙レベルの膨大な空き空間があり、
そこに宇宙の形のパターンを全て
再現できたとします。

その場合我々は元の宇宙とコピー先の宇宙を
区別できるでしょうか?

素粒子の移動の仕方などの法則も
形のパターンによってしか
確認が出来ません

逆に言えば形のパターンさえ再現できれば
素粒子の挙動及びそれに関する法則が再現される事に
なります。

従って
コピー元の宇宙とコピー先の宇宙に
違いがある事を示す証拠はない、
という事になります。

これらは区別不能なのです。

この様に考えると
現象形象説は否定できないはずです。


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